彩球オーディオ俱楽部 第69回新春発表会に行ってきました
彩球オーディオ俱楽部の第69回新春発表会に行ってきました。テーマは、「スピーカー再生方式のバラエティを楽しむ」です。
作品(1)小型ウッドホーンとTQWTによる2ウェイ
ユニットはフォステクスFE168NSとフォステクスD1405とのことです。音質はとても落ち着いて安定しており、製作者の方の優しい性格が滲み出ているような音でした。驚いたのは使用しているアンプがアムレックの30ワットのデジタルアンプとのことで、大きな会場でも大変立派な再生をしていたことです。
作品(2)マルチ駆動3ウェイ全指向性スピーカーシステム
ユニットは、10センチウーハー、8センチフルレンジ、20mmドームツイーターです。すごいところは、スピーカーに、3ウェイチャンネルデバイダーと、3チャンネル分のパワーアンプを内蔵しているところです。音質はとても広い音場です。そしてマルチアンプ方式の良さで音が非常にクリアです。ただ、クラシック音楽のダブルベースの音域は難しいかもしれません。
作品(3)30㎝ウーハー用いた小型3Dシステム
ユニットはパイオニアPE-16,ツイーターは聞きそびれました。
スーパーウーハーのユニットはJBL D123とのことです。スーパーウーハーの有り無しで音質の比較をしていましたが、どちらもよい音でした。
作品(4)大型朝顔ホーンシステム
ユニットは、後ろのウーハーがヤマハのプロ用、中域はJBL LE85と朝顔ホーン(自作されたとのことです)、高域ツイーターはJBL075です。
すごいネットワークです。
音質は、私自身が今まで聞いたことのあるホーンシステムの中で、一番素晴らしい音でした。まるで蓄音機のようなホーンから、等身大のトランペットとサキソフォンが現れていました。製作した方の思いが伝わるすごい再生音でした。
その他、磁石を巻いたスピーカーケーブルの試作品の視聴や、
モノラルレコードの視聴など、盛りだくさんの内容でした。
とても有意義な時間を過ごさせていただきました。次回も是非参加したいと思いました。
今回の発表会の入力機器は、
アナログプレーヤーがヤマハGT-750、カートリッジはデノンDL-103、DL-102(モノラル)、昇圧トランスはEMT T-890でした。
CDプレーヤーはデノン DCD-S10Ⅲでした。
プリアンプは真空管式とのことです。
電源コンディショナーはラックスの製品が使用されていました。